お風呂の蓋が必要になって新しく購入しようと思っても、意外と高価で手が出しにくいと感じることがあると思います。また、「蓋は本当に必要なのか?」と考え、蓋をやめたほうがメリットがあるのではと悩む人もいるでしょう。特に、賃貸に住んでいる人や一人暮らしの人にとっては、収納スペースの確保や掃除の手間を考えると、蓋を持たないことも選択肢として入ってくる可能性もあります。
そんなときに役立つのが、100均やニトリで購入できる蓋の代用品です。アルミシートや発泡スチロール、レジャーマットなど、低コストで使いやすいアイテムが豊富にそろっています。さらに、プラダンを使って自作すれば、浴槽のサイズにぴったり合う蓋を簡単に作ることも可能です。
この記事では、お風呂の蓋代用として使えるアイテムや、その選び方、効果的な活用法について詳しく解説します。

お湯が冷めないようにするための工夫や、自分のライフスタイルに合った代用品を見つけるポイントを知り、より快適なバスタイムを実現しましょう!
お風呂の蓋の代用としておすすめのアイテム
- 100均で買えるお風呂の蓋の代用品とは?
- ニトリで見つかるお風呂の蓋の代用品とは?
- アルミシートをお風呂の蓋の代わりに使う方法
- 発泡スチロールで作るお風呂の蓋の代用品
- プラダンを使ったお風呂の蓋の自作方法とは?
100均で買えるお風呂の蓋の代用品とは?

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お風呂の蓋は意外と高価なものが多く、購入をためらう方も少なくありません。しかし、100均で手に入るアイテムを活用すれば、安価で簡単に代用品を用意することができます。ここでは、100均で買えるお風呂の蓋の代用品を紹介します。
まず代表的なものが「アルミ保温シート」です。これは通常、床や窓に敷いて断熱効果を高めるために使用されるものですが、お風呂のお湯の上に浮かべることで蓋の代わりになります。アルミが熱を反射するため、お湯の温度を一定に保ちやすくなるのが特徴です。サイズが合わない場合はハサミで簡単にカットできるため、浴槽の形状に合わせて調整可能です。ただし、薄手のものが多いため、耐久性はやや劣ります。
次に「発泡スチロールボード」も代用品として使えます。こちらはホームセンターでも購入できますが、100均でも比較的小さめのものが販売されており、複数枚組み合わせることで浴槽の蓋として機能させることができます。軽量で取り扱いが簡単な一方、耐水性がやや弱く、長期間の使用には向かない可能性がある点には注意が必要です。
さらに、「レジャーシート」も一部の人にとっては有効な選択肢になります。厚手でアルミコーティングされたものは保温性があり、お湯の上に浮かべることでお湯が冷めにくくなります。ただし、折りたたんで収納できるものの、サイズによっては浴槽にフィットしにくいこともあるため、適切なものを選ぶことが重要です。
このように、100均では手軽にお風呂の蓋の代用品を見つけることができます。ただし、どれも耐久性や密閉性では専用の蓋には及ばないため、使用頻度やライフスタイルに応じて選ぶことが大切です。
ニトリで見つかるお風呂の蓋の代用品とは?
お風呂の蓋を新しく購入するのはコストがかかりますが、ニトリでは手頃な価格で代用品を見つけることができます。特に、機能性やデザイン性に優れた商品が多いため、「お風呂の蓋は欲しいけれど、もっと手軽に使えるものがいい」という方におすすめです。
まず注目すべきなのが、「お風呂用アルミ保温シート」です。価格は500円台からと手頃で、軽量かつ扱いやすいのが特徴です。一般的な風呂蓋と比べると密閉性は低いものの、アルミ素材の特性を活かしてお湯の温度を一定に保ちやすくなっています。また、折りたたんで収納できるため、置き場所に困ることもありません。さらに、必要に応じてサイズをカットできるため、浴槽の形状に合わせた調整も可能です。ただし、耐熱温度が約60℃とされているため、熱湯に長時間浸して使用すると劣化が早まる可能性があります。
次に、ニトリで販売されている「レジャーマット」も蓋の代用品として活用できます。もともとは屋外での使用を想定されたアイテムですが、厚みがあり保温性に優れているため、お風呂の蓋代わりにすることが可能です。特に、折りたたみ式やロール式のものは収納時にも便利で、軽量なため取り扱いやすいのがメリットです。ただし、完全に浴槽を密閉するわけではないため、保温効果は従来の蓋よりもやや劣ります。
また、「吸着シートタイプの保温シート」も販売されています。これは浴槽の内側に貼り付けることで、外気による熱損失を防ぐ役割を果たします。従来の風呂蓋とは異なるアプローチですが、蓋を使わずにお湯の温度を維持したい場合には有効な方法です。ただし、貼り付ける面がしっかり乾燥していないと剥がれやすくなるため、使用時の工夫が必要になります。
このように、ニトリではさまざまなお風呂の蓋代用品が手に入ります。価格や機能性を考慮しながら、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
アルミシートをお風呂の蓋の代わりに使う方法
アルミシートは軽量で手頃な価格ながら、お風呂の蓋の代用品として一定の効果を発揮します。お湯の温度を保ちつつ、掃除の手間を減らせるため、従来の風呂蓋に不満を持っている方にとっては便利な選択肢です。ここでは、アルミシートをお風呂の蓋として使用する方法と、そのメリット・デメリットを紹介します。
まず、使用方法ですが、基本的にはアルミシートを浴槽のお湯の表面に直接浮かべるだけです。お湯の上に隙間なく広げることで、熱が逃げにくくなり、温度を一定に保ちやすくなります。市販のアルミ保温シートはサイズが決まっているため、浴槽の大きさに合わせてカットするとより効果的です。特に、浴槽の内径にピッタリ合うように加工すると、密着度が高まり、保温効果が向上します。
アルミシートを使用する最大のメリットは「軽さ」と「取り扱いやすさ」です。通常の風呂蓋は重く、収納にも場所を取ることが多いですが、アルミシートは折りたたんで簡単に収納できます。また、汚れが付きにくく、使用後は軽く水をかけて乾かすだけで済むため、お手入れも簡単です。
一方で、デメリットもあります。アルミシートは厚みが薄いため、耐久性が低く、長期間使用すると劣化しやすい点が挙げられます。特に、頻繁に折りたたんだり、強い力を加えたりすると、破れやすくなる可能性があります。また、完全に密閉するわけではないため、従来の蓋ほどの保温力は期待できません。さらに、軽いため、お湯の動きや換気扇の風などでズレやすくなることもあります。
このように、アルミシートはお風呂の蓋の代用品として一定のメリットがありますが、長期的な耐久性や完全な密閉を求める場合は、他の選択肢も検討する必要があります。日々の使用状況に応じて、最適な方法を選ぶことが重要です。
発泡スチロールで作るお風呂の蓋の代用品
お風呂の蓋は、保温や汚れ防止のために役立ちますが、市販品は高価なものが多く、重さや掃除のしにくさがデメリットと感じる方もいるでしょう。そこで、安価で手軽に入手できる発泡スチロールを活用する方法があります。発泡スチロールは軽量で断熱性が高いため、お風呂の蓋の代用品として適しています。ここでは、発泡スチロールを使ってお風呂の蓋を作る方法や注意点を詳しく解説します。
まず、必要な材料としては「発泡スチロールボード」または「発泡スチロールシート」が挙げられます。ホームセンターや通販サイトで販売されており、サイズや厚みのバリエーションも豊富です。特に、厚さ1~2cm程度のものを選ぶと、保温性が高まり、使い勝手も良くなります。
作り方はシンプルで、まず浴槽の内径を測り、それに合わせて発泡スチロールをカットします。カッターナイフや電熱カッターを使うと、簡単に希望のサイズに加工できます。浴槽の形状にピッタリ合うようにすることで、蓋としての密閉性を高めることが可能です。また、複数枚を組み合わせて並べる方法もあり、使わないときに重ねて収納することもできます。
発泡スチロールの蓋を使うメリットとして、軽さと取り扱いやすさが挙げられます。通常のお風呂の蓋に比べて非常に軽量なため、子どもや高齢者でも簡単に持ち上げられます。また、使い終わったらサッと乾かしておくだけでカビや汚れがつきにくく、お手入れも簡単です。さらに、材料費が安いため、劣化しても気軽に作り直せる点も魅力のひとつです。
一方で、デメリットも考慮する必要があります。発泡スチロールは水に長時間触れると徐々に劣化し、表面がボロボロになりやすい性質があります。そのため、使用後は必ず乾かし、水気を切って保管することが重要です。また、強い力を加えると割れやすいため、取り扱いには注意が必要です。さらに、市販の風呂蓋と比べると密閉性は低いため、保温効果が若干劣る可能性があります。
このように、発泡スチロールを使ったお風呂の蓋の代用品は、コストを抑えながら手軽に作れる点で魅力的です。軽さや掃除のしやすさを重視する方に向いている方法ですが、耐久性や密閉性の問題を理解した上で活用すると良いでしょう。
プラダンを使ったお風呂の蓋の自作方法とは?
お風呂の蓋は保温や汚れ防止のために役立ちますが、市販のものは高価で、重さや掃除のしにくさに悩む方も多いでしょう。そこで、軽量かつ耐久性のあるプラスチックダンボール(プラダン)を使って、自作する方法を紹介します。プラダンはDIY素材として人気があり、比較的安価で手に入りやすいため、お風呂の蓋の代用品として適しています。
まず、プラダンとは「プラスチック製の段ボール」で、ポリプロピレン樹脂で作られています。軽量で耐水性があり、適度な強度を持っているため、お風呂の蓋として使用しても問題ありません。ホームセンターやネットショップで購入でき、サイズや厚みも様々な種類があります。一般的には、厚さ4mm以上のものを選ぶと丈夫で長持ちします。
自作方法は比較的簡単です。最初に、浴槽のサイズを測定し、それに合わせてプラダンをカットします。プラダンはカッターナイフで容易に切断できますが、切り口がギザギザになることがあるため、丁寧にカットすることがポイントです。また、浴槽全体をカバーできるように、2~3枚に分けて作成すると扱いやすくなります。
次に、カットしたプラダンの端を補強する作業を行います。プラダンの端は水に触れることで劣化しやすくなるため、「防水テープ」や「ビニールテープ」を貼って補強すると長持ちします。さらに、使いやすさを向上させるために、小さな取っ手を付けるのもおすすめです。取っ手は強力両面テープやホットボンドで簡単に固定できます。
プラダンをお風呂の蓋として使う最大のメリットは、軽量で取り扱いが簡単なことです。従来の風呂蓋に比べて圧倒的に軽いため、毎日の開け閉めが楽になり、収納場所にも困りません。また、水を弾く素材なので、使用後のお手入れも簡単です。カビの発生を防ぐためには、使用後に浴室外で乾燥させると良いでしょう。
一方で、デメリットとしては、完全な密閉性が確保できない点が挙げられます。プラダンは軽いため、お湯の上に直接置くだけでは隙間ができやすく、市販の風呂蓋ほどの保温効果は期待できません。また、耐久性に関しても、長期間使用するとプラダンの内部構造が潰れたり、割れたりする可能性があります。そのため、定期的に状態を確認し、劣化が見られたら交換することが必要です。
このように、プラダンを使ったお風呂の蓋の自作は、低コストで軽量な代用品を求める方に適した方法です。特に、市販の風呂蓋が重くて使いづらいと感じている方にはおすすめですが、密閉性や耐久性に注意しながら使用するのがポイントです。使用環境に合わせて工夫しながら、快適なバスタイムを実現しましょう。
お風呂の蓋の代用品を選ぶポイントと注意点
- 賃貸でも蓋はいらない?代用品の選び方
- 一人暮らしに蓋は必要?代用品の活用法
- お風呂の蓋をしないとどうなる?影響と対策
- お湯が冷めないようにするには?効果的な方法
- お風呂の蓋をやめました!メリット・デメリット
賃貸でも蓋はいらない?代用品の選び方
賃貸住宅に住んでいると、設備の変更が難しく、市販のお風呂の蓋を買うべきか迷うこともあるでしょう。しかし、実際にはお風呂の蓋を使わなくても問題がないケースも多く、むしろ代用品を活用することで、より快適に過ごせることがあります。ここでは、賃貸でお風呂の蓋がいらない理由と、代用品の選び方について解説します。
まず、賃貸でお風呂の蓋が不要な理由の一つとして、家族で住んでいないため、お湯を長時間ためておく必要がないことが挙げられます。一般的に、蓋の役割は「保温」と「浴槽を清潔に保つこと」ですが、ひとり暮らしや同居人数が少ない場合、浴槽にお湯をためる時間が短く、湯が冷める前に入浴を終えることが多いでしょう。そのため、蓋の役割をそれほど必要としない人も多いのです。
また、賃貸住宅では収納スペースが限られていることも、蓋を持たない理由になります。特に折りたたみ式やジャバラ式の蓋は、使わないときに浴室の壁に立てかけたり、収納場所を確保する必要があります。しかし、代用品であればコンパクトに収納できるものもあり、スペースを有効活用できます。
では、蓋を使わない場合、どのような代用品を選べばよいのでしょうか?
① アルミ保温シート
アルミ保温シートは、軽量で簡単に扱えるため、賃貸でも手軽に取り入れられる代用品です。お湯の表面に浮かべるだけで熱を閉じ込め、保温効果を発揮します。特に、ニトリや100均で販売されている保温シートは安価で手に入りやすく、使い勝手が良いのが魅力です。
② 発泡スチロールボード
ホームセンターなどで手に入る発泡スチロールボードを浴槽のサイズに合わせてカットし、簡易的な蓋として活用する方法もあります。保温性に優れ、軽いため扱いやすいですが、長期間の使用には向かないため、定期的に交換が必要です。
③ プラダン(プラスチックダンボール)
プラダンは、水に強くて軽量なため、お風呂の蓋としての代用品に適しています。カッターで簡単にカットできるため、浴槽の形状に合わせたサイズに調整可能です。また、比較的耐久性があるため、長く使いたい人に向いています。
このように、賃貸では従来の蓋を使わなくても、代用品を活用することで十分に対応できます。限られたスペースを有効活用しつつ、手軽に取り入れられる方法を選ぶと良いでしょう。
一人暮らしに蓋は必要?代用品の活用法

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一人暮らしの場合、お風呂の蓋が必要かどうかはライフスタイルによって異なります。必ずしも蓋が必要とは限らず、代用品をうまく活用することで、コストを抑えつつ快適な入浴環境を整えることができます。ここでは、一人暮らしの人が蓋を使うべきかどうか、また代用品を活用する方法について詳しく解説します。
まず、一人暮らしでお風呂の蓋を使うべきかどうかは、入浴スタイルによると言えます。例えば、シャワーをメインに使用する人や、毎日お湯を張る習慣がない人にとっては、蓋は不要でしょう。一方で、冬場などにゆっくりと湯船に浸かる習慣がある場合は、保温のために何らかの対策を講じた方が良いかもしれません。
また、お風呂の蓋が不要な理由として、掃除の手間を省ける点が挙げられます。蓋は湿気を吸収しやすく、長期間使用するとカビが生えやすくなります。一人暮らしで忙しい人にとっては、風呂蓋の手入れに時間をかけるよりも、代用品で簡単に管理できる方法を選ぶ方が合理的です。
そこで、一人暮らしの人が使いやすい代用品を紹介します。
①アルミ保温シート
お湯の上に浮かべるだけで保温効果を発揮し、軽量で扱いやすいため、一人暮らしに最適な代用品です。収納スペースを取らず、使わないときは折りたたんでしまっておける点もメリットです。
②レジャーマット
厚手のレジャーマットは断熱性があり、保温効果を期待できます。100均やホームセンターで手軽に入手でき、カットして浴槽に合わせることも可能です。
③プラダン(プラスチックダンボール)
プラダンは軽量で丈夫なため、長期間使える代用品として適しています。適度な強度があり、水に強いため、浴槽にぴったりのサイズで作るとより効果的です。
一人暮らしの場合、必要最低限の手間とコストで快適なバスタイムを確保することが大切です。蓋が必須ではない場合でも、適切な代用品を活用すれば、快適な入浴環境を維持できます。
お風呂の蓋をしないとどうなる?影響と対策
お風呂の蓋をしないと、浴室やお湯にさまざまな影響が出る可能性があります。蓋には保温や汚れ防止の役割があるため、使用しないことで不便を感じることもあるでしょう。しかし、代用品をうまく活用することで、問題を軽減することが可能です。ここでは、お風呂の蓋をしない場合に起こる影響と、その対策について解説します。
① お湯が冷めやすくなる
お風呂の蓋をしない最大のデメリットは、お湯がすぐに冷めてしまうことです。特に冬場は、短時間でお湯の温度が下がってしまい、追い焚きを頻繁にすることになります。これにより、ガス代や電気代が増加し、ランニングコストがかかってしまう可能性があります。
対策:保温シートやプラダンを活用する
アルミ保温シートやプラダンを使えば、保温効果を向上させることができます。市販の風呂蓋ほどの密閉性はないものの、何もない状態よりは確実に温度の低下を防ぐことができます。
② 浴槽内にゴミやホコリが入りやすい
蓋がないと、浴槽内に髪の毛やホコリ、虫が入りやすくなります。これにより、お湯を再利用するのが難しくなることもあります。
対策:使用後はすぐに排水し、清潔に保つ
蓋をしない場合、お湯を長時間放置しないことが重要です。使い終わったらすぐに排水し、定期的に浴槽を掃除することで、清潔な状態を維持できます。
このように、お風呂の蓋をしないことで生じる問題は、適切な対策を取ることで解決できます。ライフスタイルに合わせた方法を選び、快適なバスタイムを楽しみましょう。
お湯が冷めないようにするには?効果的な方法
お風呂に入る際、お湯が冷めやすいと快適に入浴できず、追い焚きの回数が増えてしまいます。特に寒い季節や、家族が時間差で入浴する場合、湯温の低下は大きな課題になるでしょう。しかし、適切な方法を取り入れることで、お湯の温度を長持ちさせることができます。ここでは、お湯を冷めにくくするための具体的な方法を紹介します。
① アルミ保温シートを活用する
最も手軽で効果的な方法の一つが、「アルミ保温シート」の使用です。市販のお風呂用アルミシートは、湯船に浮かべるだけで熱を逃がしにくくし、保温効果を高めます。特にニトリや100均で手に入るものは、安価で手軽に試せるため、蓋の代用品としても人気があります。アルミの反射効果によって、熱を閉じ込める仕組みになっているため、追い焚きの回数を減らすことにもつながります。
② 浴槽にフタをする、または代用品を活用する
お風呂の蓋をしないと、湯気として熱がどんどん逃げてしまいます。そのため、市販の風呂蓋を使うのが最も確実な方法ですが、収納や掃除のしやすさを考えると、代用品の活用もおすすめです。例えば、プラダン(プラスチックダンボール)や発泡スチロールボードをカットして蓋として使うと、熱が逃げにくくなります。また、レジャーマットや断熱シートを活用するのも、コストを抑えつつ保温効果を高める方法です。
③ お湯の量を多めにする
意外かもしれませんが、お湯を多めに張ることで、温度の低下を防ぐことができます。浴槽の水量が少ないと、周囲の空気に触れる表面積が増え、冷めるスピードが速くなります。そのため、ある程度お湯の量を増やすことで、温度の低下を抑えることが可能です。ただし、無駄にお湯を使うと水道代がかかるため、家族の入浴頻度に合わせて調整しましょう。
④ 換気扇を止め、浴室の窓を閉める
お風呂の保温には、浴室の環境を整えることも重要です。換気扇を回したままだと、暖かい蒸気が外へ逃げてしまい、浴室内の温度が下がります。また、窓を開けていると外気が入り込み、さらにお湯が冷めやすくなります。入浴中や湯をためている間は、換気扇を一時的に止め、浴室の扉も閉めておくと、保温効果が向上します。
⑤ お風呂の湯温を少し高めに設定する
初めからお湯の温度を少し高めに設定しておくのも、冷めにくくするための方法です。例えば、通常は40℃で設定している場合、42℃程度に設定すると、次の入浴者まで温かい状態を保ちやすくなります。ただし、高温のお湯は肌に負担をかけることもあるため、適度な温度に調整しながら活用すると良いでしょう。
このように、いくつかの方法を組み合わせることで、お湯が冷めにくくなり、快適な入浴環境を維持できます。追い焚きの回数を減らすことで光熱費の節約にもつながるため、自分の生活スタイルに合った方法を試してみるのがおすすめです。
お風呂の蓋をやめました!メリット・デメリット
お風呂の蓋は、保温や汚れ防止の役割があるため、多くの家庭で使用されています。しかし、最近では「お風呂の蓋をやめたら快適になった」という声も増えており、必ずしも必要ではないケースもあります。ここでは、お風呂の蓋をやめることで得られるメリットと、それに伴うデメリットについて詳しく解説します。
■お風呂の蓋をやめるメリット
① 掃除の手間が減る
お風呂の蓋は、水分や湿気を吸収しやすく、カビやヌメリが発生しやすいアイテムの一つです。特にジャバラ式の蓋は、溝に汚れが溜まりやすく、こまめに掃除をしなければなりません。しかし、蓋をやめることで、これらの掃除の手間が大幅に削減されます。風呂掃除の負担を減らしたい人にとって、大きなメリットとなるでしょう。
② 収納スペースが不要になる
ジャバラ式や折りたたみ式の風呂蓋は、使わないときに浴室内のどこかに収納しておく必要があります。浴室が狭い場合、蓋を立てかけるスペースが確保できず、邪魔に感じることもあるでしょう。しかし、蓋をやめることで浴室内がスッキリし、開放感が生まれます。
③ コストを削減できる
風呂蓋は消耗品であり、劣化すると買い替えが必要です。特に、抗菌加工が施された高性能な蓋は、数千円~数万円の価格になることもあります。蓋をやめれば、その費用を節約できるため、無駄な出費を抑えたい人には適した選択肢となります。
■お風呂の蓋をやめるデメリット
① お湯が冷めやすくなる
お風呂の蓋をしないと、湯気とともに熱が逃げやすくなり、短時間でお湯が冷めてしまいます。特に冬場は、お湯の温度がすぐに下がるため、追い焚きが必要になることもあるでしょう。その結果、ガス代や電気代が増える可能性があります。
② 浴槽内にホコリやゴミが入りやすくなる
蓋をしないと、浴槽にホコリや髪の毛が入りやすくなります。また、小さな虫が浮いていることに気づくこともあるでしょう。そのため、入浴のたびにお湯をきれいにする手間が発生します。
③ 湿気が浴室内に広がりやすくなる
お風呂の蓋は、蒸気を閉じ込める役割も果たしています。そのため、蓋をしないと湿気が浴室全体に広がり、カビが発生しやすくなる可能性があります。換気扇を回す、窓を開けるなど、湿気対策をしっかり行うことが重要です。
■蓋をやめるなら代用品を活用するのもアリ
完全に蓋をやめるのではなく、アルミ保温シートやプラダンを活用することで、保温効果をある程度維持しながら掃除の手間を減らすことができます。特に、一人暮らしや賃貸住宅に住んでいる人には、手軽に導入できる代用品がおすすめです。
このように、お風呂の蓋をやめることで得られるメリットは多いですが、それに伴うデメリットも考慮する必要があります。自分の生活スタイルに合った方法を選び、快適なバスタイムを実現しましょう。
お風呂の蓋の代用にはどんな選択肢がある?
- 100均ではアルミ保温シートや発泡スチロールボードが使える
- ニトリではレジャーマットや吸着シートタイプの保温材が販売されている
- アルミシートは軽量で保温効果があるがズレやすい
- 発泡スチロールは断熱性が高いが水に弱く劣化しやすい
- プラダンは耐水性があり自作しやすいが密閉性には欠ける
- 賃貸では収納スペースの関係でコンパクトな代用品が便利
- 一人暮らしなら簡単に使えるアルミシートやレジャーマットが適している
- お風呂の蓋をしないと、お湯が冷めやすく追い焚きの回数が増える
- 浴槽に蓋をしないとホコリや髪の毛が入りやすくなる
- 湯温を保つには換気扇を止め、窓を閉めるのが有効
- お湯の量を多めにすると温度低下を抑えられる
- お風呂の蓋をやめると掃除の手間が減るメリットがある
- 風呂蓋なしだと浴室全体が湿気を帯び、カビの発生リスクが上がる
- コストを抑えるなら100均やホームセンターの代用品を活用するのが良い
- 保温と手軽さを両立させるなら代用品を組み合わせるのがおすすめ